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ふるさとは、、

24/7/22 (日) 曇り 冷涼

 

前の空き地にはいわゆる納屋と言っていた炭住長屋がびっしりと並んでいて

子供達がうじゃうじゃいて毎日走り回って遊んで居た

道路は傘を傾げないとすれ違えないほど狭かった。

見るのが怖いので見ないが土間にも植物が繁茂して居る様だ。

自分の土地だから人一人通れる程提供すればよいと思われていた私道

 

父の25回忌法要で九州に行った時の事を書きたいと思うが纏まらない。
普通は多分帰省と書くと思うんだけど、もう帰省と言う感覚はないな。
行った!

 

実家は佐賀県杵島郡大町町と言う昔独立大手の杵島炭坑の企業城下町であった。
唐津出身(実際は多久市と聞いた)の高取家の経営で労働争議が激しくて

最後には投げ出されて住友石炭鉱業の傘下に下った。

 

「唐津炭田」      「杵島炭鉱」      「旧高取邸」
 

私が育った頃は炭坑華やかなりし頃で大変活気のある住みやすい街だった。
父は岡山縣から渡ってきた祖父と親子二代その炭坑で働いていた。

 

父は向上心が強く常に勉強して単なる坑夫では飽きたらずいろいろ資格を取って役職に

ついていた。ある時盗み見した書類に技テイ(はっきりしない)に任命すると言う辞令を見た気がする。そんな訳で自分は人と違うんだと言う意識が強く現状に甘んじている人を見下すところがあり、私はそんな父が嫌いだった。

 

父は家族に君臨し家族団らんや笑って暮らす性格ではなく母始め子供達は父を怖いと

思って育った。母の弟の話しでは少女の頃はお茶目で陽気な性格だったが父と結婚して

から無口な女になったと言う。

 

そんな母がなぜ父の軍門に下ったのか!
母は17歳の頃家の従業員だった男の子供を産んでいる(昭和6年頃)
その男は追放され一家は逃げるように余所の土地に移住して子供は母の弟として入籍し、
母は親戚を頼って東京の池袋で洋裁の勉強を4年間して帰郷した。


大町の洋服屋さんで洋裁師として働いているところを祖父に見込まれ父と結婚した。
父にはその頃恋人がいたらしいが、祖父の考えでは祖母(女手)がいなくて小難しい

弟二人と妹、近所に煩い姉がいる家庭にはちょっとやそっとの女では務まらないが

「傷物の女」だったら我慢するだろうと説得したらしい。

 

だから父は母にはぎゅうのねも言わせなかったし、母も負い目を感じていた可哀相な人生だったのだ。

そんな話は当時ありふれた事だった様だ、実は義母も少女の頃男の子を出産して弟として入籍して居る。

そのせいかどうかわからないが義母も息子二人を残して離縁して居る。
旦那が赤ちゃんの時のことで後妻に育てられて父は戦死して苦労したらしい。
その後5年生の頃義母と暮らすようになったのだ。

 

古里のボロ家は見たくもないが、だからいつも近くの武雄市のホテルに泊まって法要をして居る。
母が亡くなってもう20年以上も放置して居るので取り壊したいと思っているが当時の町並みそのままの細い私道に面しているので重機が入らないので躊躇して居る。

 

玄関の前に父が植えた金木犀が2本ある、植えた当時は数年花が咲かなかったのでなんの樹か知らなかった。父とはそれほど会話がなかったのだ。

 

当時金木犀は珍しい樹で昭和29年に武雄高校に入学して校庭に金木犀の並木があり運動会の時期にいい匂いのする樹だと始めて認識した。

 

その後炭坑が閉山して目の前にあったボタ山でボタの放出がされなくなったら花が咲いたそうだ。
だから金木犀は空気汚染に弱い樹だと知ったのだ。

 

その金木犀が二階の屋根より高く聳えていた。
土地は元々高段で二階の窓から雲仙の噴火が見えた程なので台風が直撃して家を荒らすが、金木犀が家の崩壊を防いでいるようだ。

 

父が亡くなった時誰も悲しまなかった。
今でも父を恋しいと思う感情はわかないが、ただ一つ評価している事がある。
父は頑固に正義(ちょっと違うかもしれないが言葉が見つからない)を貫いたので子供達がまともに育ったと思う。

一番身にしみた事は借金はするなだった。
だから私は家のローン以外はクレジットで買い物はしない。
事業の資金繰りで苦しんでいる時でも受け取った手形はそのまま銀行に預けて決して

割らなかった。
こうして困難を切り抜けて来られたのは父の教えのお陰です。


ありがとう、お父さん。

 

 

 

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